ザギトワ選手の愛犬マサル、来春来日に向け政府調整 「日露接近」の象徴に

 ザギトワ選手も自身の会員制交流サイト「インスタグラム」でマサルが成長する姿を掲載し、世界中のファンから多くの「いいね!」やコメントが集中。最近では日本のファンに対応するため、日本語による投稿も増えている。

 そもそも、ロシアでは近年、日本映画「ハチ公物語」をリメイクした米国映画「HACHI 約束の犬」の影響などで秋田犬の愛好家が増加している。東日本大震災への支援に対するお礼として日本がプーチン大統領に贈った秋田犬「ゆめ」も有名だ。

 世界女王となった若き美貌スケーターと、愛くるしい秋田犬のコンビは、ロシアだけでなく日本での人気も右肩上がり。12月にはマサルが日本の寝具メーカー「エアウィーブ」のCMに出演することが決定、マサルが出演の契約書類に肉球で調印する様子が日露両国のメディアで報じられた。

関係改善の架け橋に

 こうした動きを放っておかないのが日本政府だ。

 安倍首相は11月、訪問先のシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談した後、「平和条約交渉を加速させることでプーチン氏と合意した」とコメント。来年1月には訪露し、平和条約締結に向けてプーチン大統領と会談する方向で調整を進んでいる。

 日露関係改善の機運がかつてない高まりを見せるなか、ザギトワ選手とマサルは「日露両国の国民を接近させる架け橋のような存在」(政府関係者)。今後、両首脳が出席するイベントにも顔を出し、花を添える可能性もあるという。

 ロシアからペットの犬を輸入する際には、マイクロチップによる個体識別、複数回の狂犬病予防注射、さらには狂犬病抗体検査などについて必要事項が記された政府機関発行の証明書が必要となる。場合によっては半年以上かかることもあり、準備はすでに進んでいるという。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ