「むき出しの好奇心」に屈せず 立民、山尾志桜里氏が完全復活

【野党ウォッチ】

 立憲民主党の山尾志桜里衆院議員(44)が不死鳥のごとくよみがえった。今国会最大の対決法案である出入国管理法改正案の審議では衆院法務委員会の野党筆頭理事として政府追及の先頭に立ち、同じ検察官出身の山下貴司法相(53)らを追い詰めた。平成29年9月に妻子ある弁護士との不倫疑惑報道が直撃し、一時は政界の表舞台から消えた山尾氏。昨年の衆院選で当選後「むき出しの好奇心になど屈しない」と宣言して政治活動を続けるが、与党には「空々しい」という冷めた見方もある。

 「外国人受け入れという国家の覚悟を問う法案に立法府としての熟議が全く果たせていないまま、行政府の下請けになって賛成することは間違いだ」

 山尾氏は11月27日夜、改正案を採決する衆院本会議で討論に立ち、成立を急ぐ与党の姿勢を批判した。

 与党の国会運営についても「政権に唯々諾々と従うような運営を続けていたら立法府は壊れる、もう壊れている」と指摘。顔を紅潮させながら「権限ある人間がいざというときに勇気と正義感を持って使わないのであれば、その人は傍観者ではなく、共犯者だ」と断じた。

 結局、改正案は同日夜に衆院を通過。山尾氏の切なる声は届かなかったが、衆院法務委では何度も質疑に立ったほか、野党筆頭理事として与党側と審議日程を交渉する様子が連日メディアに登場するなど、野党議員のなかでは最も目立つ活躍をみせた。

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