河野外相「日韓合意の実施は国際社会への責務」 慰安婦財団「解散」発表で

 河野太郎外相は21日、慰安婦問題をめぐる平成27年12月の日韓合意に基づき設立された「和解・癒やし財団」の解散を韓国政府が発表したことについて、「日韓合意に照らして問題であり、到底受け入れられない」と反発した。記者団との主なやり取りは次の通り。

  

 「本日、韓国政府が『和解・癒やし財団』の解散に関する方針を発表したものと承知しているが、日韓合意に照らして問題であり、日本として到底受け入れられない。日韓合意は外相間で協議を行い、直後に首脳間でも確認し、韓国政府としての確約を取り付けたもので、例え政権が代わったとしても責任をもって実施されるべきものだ」

 「合意は国際社会からも高く評価されたもので、合意の着実な実施はわが国はもとより、国際社会に対する責務です。日本は約束した措置を全て実施してきており、国際社会が韓国側による合意の実施を注視している。日本としては引き続き韓国側に日韓合意の着実な実施を求めていく」

 「日本の立場は、先ほど秋葉剛男外務事務次官から李洙勲駐日韓国大使に申し入れを行った」

 --日本政府が拠出した10億円について韓国側と協議するのか

 「今後、日韓合意の履行のために適切に使われ、また日本政府の意向に反した使われ方がされないように強く求めていく」

 --現時点では日韓合意は維持されているという認識か

 「大使からも『合意を破棄することはない』『再交渉を求めることはない』という韓国側の立場について明確な発言があった。その上で、日本側の申し入れを本国に伝えるということでした。国際約束である日韓合意は両国がこれからもきちんと守っていくものだ。そういう状況に変わりはない」

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