自民・船田元氏、独自路線を邁進 野党系中心の議連で会長に

 自民党の船田元(はじめ)元経済企画庁長官が「独自路線」を邁進(まいしん)している。12日には、憲法改正に意欲を示す安倍晋三首相を牽制する狙いで野党議員が中心となって結成した超党派議員連盟の総会に会長として出席した。

 議連は、改憲の是非を問う国民投票を実施する際のテレビCMに規制を設けることを目指し発足した。野党はCM規制問題を「(議論が)少なくとも来年夏まではかかる」(立憲民主党の枝野幸男代表)と位置づけ、論点に据える構えだ。

 「与党が少なく申し訳ない。私が与党代表として一人で全部やるつもりだ」

 総会でこう語った船田氏の周囲には、国民民主党の桜井充元財務副大臣、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員ら、政権批判でならす「論客」がずらり。30人の所属議員のうち与党は船田氏を含め2人だけだ。桜井氏は「2人しかいなくても船田氏さえ来てくれれば結構だ」と持ち上げ、与党の有力議員を取り込むことでCM規制の機運を高めようという思惑をにじませた。

 船田氏といえば、9月の自民党総裁選で白票を投じ「首相の改憲への姿勢に同調できない」と述べたことが記憶に新しい。7月には改正公職選挙法案の衆院採決を棄権し党から戒告処分を受けた。自民党憲法族の重鎮はどこへ向かおうとしているのか-。(今仲信博)

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