都議会定例会開会 ヘイト規制条例案審議 LGBT差別も禁じる

 東京都議会定例会が19日、開会した。10月5日までの17日間の予定で、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて、ヘイトスピーチを規制し性的少数者(LGBT)への不当な差別を禁止する人権条例案などを審議する。都によると、条例でヘイトスピーチを規制するのは都道府県初。

 人権条例案は「いかなる種類の差別も許されない」とする五輪憲章の理念実現をうたう。ヘイトスピーチ対策としては、知事が公共施設の利用を制限できるほか、実施団体の公表や、インターネット上の動画の削除要請などもできるようにした。同性愛や性同一性障害といったLGBTへの不当な差別を禁止する努力規定も設けた。

 小池百合子知事は所信表明で、10月11日開場の豊洲市場(江東区)に関して、「安全・安心のための管理と正確な情報発信を徹底し、日本の中核市場へと育てる」と述べた。

 また、この夏、日本各地で発生した自然災害に触れ、「防災事業のスピードアップとグレードアップを図る。きめ細かい施策で東京の災害対策を進化させる」と強調。人権条例制定に向けては「多様な個性が輝く東京をつくりあげたい」とした。

 今定例会はほかに、工業用水(工水)の廃止に向けた条例案などを審議する。

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