ガス中毒、交通事故…「死亡」8人不自然な死因 政府認定の拉致被害者

 政府認定の拉致被害者は12件17人。北朝鮮は平成14年9月の日朝首脳会談以降に帰国させた5人以外は、8人が「死亡」、4人が「未入境」との主張を続けている。

 帰国した曽我ひとみさんの存在は北朝鮮の通知を受け発覚。その後の捜査当局の調べで母、ミヨシさんと一緒に工作員に拉致されたことが判明した。田中実さんと松本京子さんは首脳会談後に被害者認定された。

 8人の「死因」は交通事故やガス中毒、心臓まひなど不自然なもの。説明した死亡場所や日時はバラバラなのに、日本側に提出するための「死亡報告書」を急遽(きゅうきょ)、同じ病院で作成していたことが分かっている。

 松木薫さんの「遺骨」として他人や動物の骨を2度提出。めぐみさんとした骨もDNA型鑑定で別人と判明した。めぐみさんについては死亡の年月日を訂正するなど、不自然な説明に終始している。

 いずれの被害者についても、死亡を裏付ける科学的な根拠が乏しいことから、日本政府は全員の生存を前提に、誠実な説明と即時帰国を求めている。

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