安倍首相と小池都知事が会談 五輪、都議会改革連携で「一致」も…千代田区長選では対決へ

 安倍晋三首相は10日、小池百合子東京都知事と官邸で会談し、2020年東京五輪・パラリンピックの成功に向けた連携を確認した。小池氏は、夏の都議選をにらみ都議会改革の必要性も訴え、「(首相は)納得した」と記者団に強調した。一方で、都議選の前哨戦となる東京都千代田区長選(29日告示、2月5日投開票)は小池氏側と自民党の対決の構図が固まり、混迷を深めている。

 首相と小池氏の会談は昨年8月以来、5カ月ぶり。小池氏は約20分間の会談の冒頭、自ら五輪のエンブレムバッジを首相の胸元につけ、和やかな雰囲気を演出した。小池氏は国際的な都市間競争を勝ち抜くには、自身が唱える東京大改革の実現が必要だと強調し、都議選を念頭に「都議会にもご理解いただける方を多数いただきたい」と述べた。

 首相との融和ムードと相反し、小池氏は自ら主宰する政治塾「希望の塾」などから都議選に自前候補を擁立し、支持拡大を狙う。自民党も対決姿勢を強めており、その対立が表面化しているのが千代田区長選だ。

 千代田区は、小池氏が「都議会のドン」と指摘した前自民党都連幹事長の内田茂都議の地元。小池氏は5選を目指す現職の石川雅己区長(75)を支援する。これに対し自民党都連の幹部は10日、区長選に出馬意向の与謝野信氏(41)と党本部で会談。与謝野馨元財務相のおいの信氏は推薦を依頼した。都連は近く決定する見通しで、自民党と小池氏の代理戦争の様相も呈する。

 ただ、党執行部は都議選前に小池氏との対立を避けたいのが本音だ。都連会長の下村博文党幹事長代行は記者団に「区長選は小池都政と対立する話ではない」と強調。二階俊博幹事長は記者会見で「小池氏も自民党員だ」とくぎを刺した。

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