豊洲問題 石原元知事 盛り土提言の専門家会議報告書「読んだかどうか記憶にない」と説明 都が質問状と回答文書を公開

 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の主要施設下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、都は25日、当時現職だった石原慎太郎元知事への質問書と回答文書を公開した。石原氏は14日付の回答文書で用地交渉や土壌汚染対策などは部下に任せており「記憶にない」「全く分からない」などと回答した。

 小池百合子知事名で7日付で出された質問書では、豊洲の敷地で工場を操業していた東京ガスが平成12年6月、土壌汚染を理由に市場の敷地としては不適切との認識を示していたことを挙げ、「豊洲の立地を工場跡地とした理由は」と質問。石原氏は「ご質問のような話は聞いていない」と回答した。

 当時の東京ガスとの用地交渉について石原氏は「ハードネゴシエーション(厳しい交渉)が必要なため適性を考慮」「すべて浜渦(氏)に任せていた」と側近の浜渦武生元副知事の名を挙げた。

 土壌汚染対策費858億円に対し、東京ガス側の支出は78億円。質問書は「適切な措置とお考えか」とただし、石原氏は「今思えばアンフェアー(不公平)だと思うが、判断を求められなかったから、全く分からない」と釈明した。

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