オスプレイ自衛隊27年度導入へ 防衛相「有用性を検討する必要ある」:イザ!

2013.8.21 08:09

オスプレイ自衛隊27年度導入へ 防衛相「有用性を検討する必要ある」

 防衛省は、米軍が運用している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを、早ければ平成27年度から自衛隊に導入する方針を固めた。今月末に締め切られる26年度予算の概算要求で、導入に向けた調査費として約1億円を計上する方針。要求が認められれば、2年連続の調査費計上となる。

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 小野寺五典(いつのり)防衛相は20日、宮城県大崎市で記者会見し「(民主党政権当時の)森本敏前防衛相も、オスプレイの性能には懸念は示さなかった。有用性を検討する必要はある」と述べた。

 防衛省は、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での挑発活動を激化させていることなどを踏まえ、自衛隊に離島奪還作戦が遂行できる「海兵隊的機能」を持った水陸両用部隊を設ける方針だ。オスプレイは従来型の輸送ヘリコプターより速度2倍、搭載量3倍、航続距離4倍と機動展開能力に大きく優れている。普天間から尖閣諸島まで直行でき、離島奪還作戦での部隊輸送や、東日本大震災のような災害時の救援活動にも活用が見込まれる。

 防衛省は今年度予算から調査費を計上し、オスプレイ導入の可能性を探ってきた。今年6月、陸海空3自衛隊と米軍が米カリフォルニア州で離島奪還訓練を実施した際、海自のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」でオスプレイの発着艦訓練を実施。その際、オスプレイの性能を確認し、護衛艦とオスプレイを組み合わせた運用により機動力向上が見込めると判断した。