体温39度でメモ途絶え…特殊清掃業者が見た自宅療養の現実

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新型コロナウイルスに感染して亡くなった男性の部屋では、皿に置かれたパンや、市から届いたワクチン接種券も見つかった(一部画像処理しています、関西クリーンサービス提供)

新型コロナウイルスに感染して亡くなった男性の部屋では、皿に置かれたパンや、市から届いたワクチン接種券も見つかった(一部画像処理しています、関西クリーンサービス提供)

 日々の体温を詳細に記したメモ書きは、39度を超えたある日を最後に途絶えていた-。新型コロナウイルスの影響で都市部を中心に医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するなか、感染しても治療を受けられないまま、誰にも看取られずに自宅で死亡する患者が相次いでいる。親族からの依頼を受け、そうした部屋で遺品整理や清掃、消毒・消臭を担うのが特殊清掃業者だ。彼らが目の当たりにしたのは、住人が死の間際まで孤独と闘ったことをうかがわせる生々しい痕跡だった。

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