群馬県コロナ感染累計7000人、変異株猛威、増加ペース過去最悪

 群馬県の新型コロナウイルスの新規感染者の累計が13日、7千人を超えた。県内で6千人を突破したのを県が発表したのは4月30日で、13日で1千人増えた格好だ。5千人から6千人が30日間かかっており、新規感染者の発生は2倍以上の過去最悪のペースになっている。県は、首都圏などの傾向と同様に感染力が強い変異株「N501Y」の影響が大きいとみており、一層の注意を呼びかけている。

 「(新規感染者の中の)変異株の検出割合は10~12日で6割と、従来型から置き換わっている。重症化リスクも高い」

 同日の定例会見で、山本一太知事はこう話すなど、警戒感を強めている。4月11日までの1週間で23・1%だった変異株の検出割合は、今月9日までで、44・0%と、変異株が新規感染者の拡大に拍車をかけているとしている。

 12日の病床稼働率も65・3%と1週間前に比べ、15・8ポイントも増えていることもあり、県は、10市町に蔓延防止等重点措置の適用を要請するなどして、より強い対策にシフトしている。

 一方で、県民の「コロナ疲れ」もピークに達している。再び営業時間の短縮を余儀なくされた飲食店からは、「感染拡大の傾向は首都圏と同じ。営業時間の短縮は意味があるのか」との不満の声も漏れる。

 前橋市で飲食店を営む30代の男性は、8日から始まった時短要請について、「前回の時短要請が終わっても、以前のように客は来なくなった。興味を持っていた農業に本腰を入れるしかない」とうなだれる。

 ただ、県によると12日までの1カ月間の感染者のうち、感染経路が分かっていない104人の行動歴を調べた結果、「会食、夜の街関連」が40%になるなど、会食での感染が疑われるとして、県は飲食店への時短要請に理解を求めている。

 これに加え、山本知事は、「ちょっとした気の緩みで感染が広まっている」として、大人数でのバーベキュー、職場での同僚とのランチなどの自粛を呼びかけた。

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