はやぶさ2の試料に水や有機物の特徴 生命誕生の謎解明へ前進

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウで採取した試料から、水や有機物を含むことを示す特徴が見つかったと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が27日、発表した。詳しく分析することで、地球の水の起源や生命誕生の謎の解明につながる期待が高まった。

 JAXAは仏の研究機関と共同で、リュウグウの試料が入っている容器の窓から、特殊な光を使う顕微鏡で試料を観察。反射した光の波長を調べたところ、水や有機物の存在を示す特徴が見つかった。今後は容器から試料を取り出し、実際に含んでいるかどうか直接確認する。

 リュウグウは炭素を主成分とする原始的な小惑星で、太陽系が誕生した約46億年前の状態をとどめているとされる。はやぶさ2による上空からの観測で水や有機物が存在する可能性が指摘され、試料の分析結果が注目されていた。

 地球の水や生命の材料となった有機物は、原始の地球に小惑星が衝突したことで運ばれたとの仮説が有力視されている。分析を担当するJAXAの臼井寛裕グループ長は「はやぶさ2が試料を持ち帰ったおかげで、実際に分析できる。とても興奮している」と意気込みを語った。

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