iPS軟骨組織を患者へ移植 京大病院

 京都大病院は23日、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した軟骨組織を膝の軟骨が傷ついた患者に移植する臨床研究で、患者への移植を実施したと明らかにした。移植した時期や人数、患者の性別年齢は明らかにしていない。

 移植は、交通事故やスポーツなどで膝の軟骨を損傷し、症状が比較的重い20~70歳の患者4人が対象。京大が備蓄するiPS細胞を使って直径数ミリの軟骨組織を作り、患部に移植する。手術後1年かけて、周囲に残っている軟骨と一体化し、痛みを緩和できるか確かめる。昨年1月、厚生労働省の部会が計画を了承していた。

 膝関節の軟骨が傷つくと、痛みや炎症を引き起こし、日常生活に影響が出る。現在は患部以外から一部を採取して移植する治療法があるが、十分な量を採取しにくいほか、移植しても正常に働かない場合があるといった課題があった。

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