高齢者用ワクチンを遅れる医療従事者向けに転用 大阪・堺

 大阪府堺市は21日、医療従事者への新型コロナウイルスワクチン接種が遅れていることから、高齢者用を転用し、医療従事者の接種を促進すると発表した。未接種の医師が高齢者への接種を担当することを防ぐため。国が転用を認めたことから対応を決め、高齢者向け接種を担当する未接種の医師約500人を対象とする。

 全国的にも未接種の医師が高齢者のワクチン接種を行う事態が問題視され、国は高齢者向けを転用して接種を進めることを12日から認めていた。

 府内の医療従事者のワクチン接種は府が担ってきたが、供給量が少なかったことから、接種に遅れが生じている。そこで堺市は、市医師会と府と調整し、市に割り当てられた高齢者用ワクチンの一部を医療従事者に接種させることを決めた。市内では高齢者向けに4月26日から集団接種、5月10日からかかりつけ医での個別接種の予約を始める予定で、こうした接種を担う医師を優先する。

 現在、接種が進む米製薬大手ファイザー製のワクチンは、十分な効果を得るために2回の接種が必要。永藤英機市長は「少なくとも1回目の接種を終わらせた状況で、ワクチン接種に従事してもらう」と話した。

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