愛情ホルモンが性機能を活性化 岡山大、雄のラット実験

 脳で作られ、出産や授乳のほか愛情や信頼など社会性にも関係するホルモン「オキシトシン」が、勃起や射精などをつかさどる脊髄下部の神経を活性化させ、雄の交尾活動を促すことをラットの実験で明らかにしたと、岡山大の坂本浩隆准教授(神経内分泌学)らのチームが発表した。

 男性の射精後に血中のオキシトシンが増えることは知られていたが、メカニズムは不明だった。今回発見した仕組みは哺乳類が広く共有している可能性もあるという。坂本さんは「オキシトシンは母子関係の形成だけでなく、夫婦や恋人関係にも影響するのかもしれない。男性の性機能障害の治療にもつながるのではないか」と話した。

 実験で雄のラットの脊髄にオキシトシンを投与したり、脳でオキシトシンを作る神経を働かせたりすると、腰周辺の脊髄にある性機能に関係する神経が活性化。逆にオキシトシンが働かなくなる薬を与えると、実験に使った9匹のうち8匹で挿入回数が減り、6匹は射精しなくなった。

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