部活休止に「仕方ないが残念」「やれることを」 大阪の高校生の思いさまざま 

 変異株を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府は14日、府立学校での部活動の原則休止を決定した。2回目の緊急事態宣言の発令時よりも強い制限となるが、変異株は子供への感染力が強いとされ、学校現場でのクラスター(感染者集団)の発生も懸念される。リバウンド(感染再拡大)に対する警戒が高まる学校現場でも、部活動の継続に不安が広がる。

 ■小中にも要請

 吉村洋文知事は、同日の記者会見で「学校における対策を強化したい」と強調した。

 今回の決定では、部活動については原則休止とするが、公式戦への出場は可能。公式戦に向けた練習についても、活動時間を短縮するなどして実施できるとし、判断は学校に委ねる。小中学校や私立学校にも同様の対応を要請する。

 府立学校ではこれまでも部活動が要因とみられるクラスターが発生。府教育庁は2日、身体接触や大声を出すなど感染リスクのある授業や部活動の中止を要請しており、さらに対象を広げた形だ。

 決定をめぐり、学校現場では戸惑いや不安が広がった。

 府立夕陽丘(ゆうひがおか)高(大阪市天王寺区)の吹奏楽部は、担当する楽器ごとに教室を分け、部員らの間隔を取るなど感染症対策をしながら練習していた。今月末には3年生の引退記念を兼ねた定期演奏会が迫り、7月には全日本吹奏楽コンクールの地区大会がある。3年生の河野悠菜部長(17)は「活動休止になったら、仕方ないとは思うが残念だ。気持ちの区切りがつけられない」とこぼした。

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