高齢者対象のワクチン接種、和歌山でもスタート

 和歌山県内でも12日、和歌山市で高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種がスタートした。市によると、対象の高齢者は約11万6千人。ワクチン供給量が限られるため、4月中の接種は全体の1・3%の1500人分としている。

 この日は8医療機関で接種を実施。星野クリニック(友田町)では、事前に予約していた5人が問診後、接種を受けた。クリニックでは接種後の急な体調の変化に対応するため、人工呼吸器や薬剤などを準備。接種を受けた高齢者は経過観察のため、クリニック内で15~30分程度待機した。

 星野好則院長は「予防効果に対する期待と、副作用に関する不安の気持ちが半ばしていると思う」とした上で、「ワクチンは予防の有効性が極めて高いと考えられており、感染リスクを抑えるため、多くの人に接種してもらいたい」と呼びかけた。

 クリニックでは和歌山ラーメンの名店「井出商店」(田中町)の井出紀生さん(78)ととし子さん(70)夫婦も接種を受けた。紀生さんは「全国からお客さんが訪れるため、常に感染には注意している。接種できてよかった」と安堵していた。

 クリニックを視察した尾花正啓市長は「多くの医療機関の協力を得て、接種態勢の準備はスムーズに整っていた。接種開始の日を迎えてほっとしている」と話した。市によると、高齢者は6月までには全員接種できる見通し。

 一方、県によると、他の市町村では19日以降に高齢者対象の接種が始まる。

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