近畿でも高齢者ワクチン「一歩前進」「痛くなかった」

 「一歩前進した気持ち」「痛みもなくすぐに終わった」。65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が12日、各地で始まった。開始時間前から会場を訪れる人がいるなど関心が集まる中、接種を終えた高齢者らは一様に安堵(あんど)の表情を見せた。

 奈良県天理市では、事前予約した65~88歳の一般市民30人が接種会場となった天理市の市文化センターに集合。開始予定の1時間前から訪れる人がいたり、開始直前には10人以上が待合スペースに集まったりするなど、関心の高さをうかがわせた。

 接種券や予診票を提出し、医師から問診を受けた上で接種を受ける流れ。身分証を車に忘れたり、接種券がすぐに手元に出てこなかったりして手間取る人がいたり、接種前の医師による問診で予診票の記入漏れがあって医師が聞き取りながら書き込むケースもみられたが、大きな混乱はなかった。

 接種会場には仕切りで囲われたブース5カ所が設けられ、医師1人と看護師2人の計3人態勢で実施。市職員約35人が受付や誘導を担当し、保健師3人も事前の健康相談などに対応した。接種した人は15分程度経過観察のため待機してから会場を後にした。市によると体調を崩した人はいなかったという。

 市内で家具店を経営する新宅(しんたく)陽一さん(72)は接種を終え、「客商売なのでいつ感染するか不安だったので接種できてよかった」とほっとした様子で話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ