【こちらサンスポ社会班】急増コロナ後遺症“特効薬”漢方あり!生薬を組み合わせ体全体で調和的に治す

 65歳以上の高齢者が対象の新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、始まり、「まん延防止等重点措置」が東京、京都、沖縄の3都府県で適用された。感染拡大の収束へ期待が高まる中、回復した患者に深刻な後遺症を訴えるケースが増えている。現在の西洋医学ではこうした後遺症に対する“切り札”がないとされるが、漢方薬は対処可能とし、北里大学東洋医学総合研究所などは1月からオンラインで診療中。7~8割の患者に効果が出ているという。

 治っても後遺症との戦いが続く新型コロナ。厄介だが希望の光はある。

 英オックスフォード大などのチームはこのほど、新型コロナの後遺症に関する研究結果を発表。感染者の34%が6カ月以内に精神や神経の後遺症と診断されたと推計する衝撃の内容だ。

 日本でも倦怠(けんたい)感、関節痛、味覚障害、息切れなどが多数報告されている。症状は重く、倦怠感で仕事が続けられなくなるほど。「後遺症には漢方以外、有力な治療法がないのが現状」と北里大学東洋医学総合研究所の小田口浩所長(58)は指摘する。

 後遺症の詳しいメカニズムは未解明で、複数の症状が同時に出ることが多い。「倦怠感や関節痛などたくさん症状が出る状態を不定愁訴といって、西洋医学では手に負えない。しかし漢方は得意」と小田口所長。漢方薬は効果が異なる複数の生薬を組み合わせる。一定の時間をかけ体全体で調和的に治すことを目指しているからだという。

 オンラインでの後遺症の診療は、昨年4月に始めた「漢方オンライン風邪外来」を拡充する形で今年1月から実施。約30人が治療を受け、「7~8割は効果を実感している」(小田口所長)。

 漢方の診療は通常、患者から症状などを聞いた上に脈診、舌診、腹診を行う。小田口所長は「30分ぐらいじっくり話を聞くと8割以上はどの漢方薬を使うか判断できる。さらにオンラインでも舌は診られるので、それを合わせると9割は診断できる」と自信を示す。

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