変異株の猛威止まらず、東京で来週にも“感染爆発”か 大阪で流行の感染力高い型も上陸の恐れ

 大阪府は7日の新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の878人となり、「医療非常事態」を宣言した。東京都は8日、蔓延(まんえん)防止等重点措置の要請を政府に要請するか調整を続けた。感染力が強い変異株の猛威は止まらず、専門家は東京でも週明け以降爆発的に増加する恐れがあると警告、「第4波」は過去最悪の感染となる恐れがある。

 東京五輪聖火リレーの府内全域での実施を断念し、独自の警戒度について最高段階の「赤信号」を点灯させた大阪。1週間の新規感染者は計4000人を超え、2週間前の4倍超に激増した。

 吉村洋文府知事は「医療崩壊の危機にあるので、医療従事者には緊急の対応をお願いしたい」と述べ、8日から府内全域で不要不急の外出自粛を要請する。

 政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は衆院厚生労働委員会で、変異株により、第4波の死者は第3波を上回る恐れがあると発言。重点措置は「機動的に、先手を打って出すものだ」として首都圏や京都府、奈良県への適用を検討する可能性もあるとした。

 大阪など関西圏の急拡大は、英国由来で感染力が高い「N501Y」と呼ばれる変異株が中心とみられる。吉村知事は6日のツイッターで「英国型変異株(N501Y型)の影響が確実に出てます」と投稿した。

 一方、東京ではこれまで免疫やワクチンの効果を低下させる可能性があるという「E484K」の変異株が主体とされてきた。小池百合子知事は2日時点で、「『N501Y』の広がりは確認はされておらず、『E484K』株が約半数を占めているというのが現状」との見解を示していたが、その後、「N501Y」も増えているようだ。

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