【第92期ヒューリック杯棋聖戦】山崎八段、本戦4強入り決める

 将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の準々決勝、豊島将之二冠(30)=竜王・叡王=-山崎隆之八段(40)戦が2日、大阪・関西将棋会館で指され、山崎八段が129手で勝ち、準決勝に駒を進めた。

 山崎八段は次戦で挑戦者決定戦進出を懸けて、渡辺明三冠(36)=名人・棋王・王将=と戦う。

 豊島二冠は愛知県一宮市出身。桐山清澄九段門下で平成19年、四段プロ入り。タイトル獲得は棋聖1期、竜王2期、名人1期、王位1期、叡王1期の計6期。棋戦優勝は3回。通算成績は513勝233敗(勝率6割8分8厘)。

 棋聖戦では3回の五番勝負出場があり、2度目の挑戦となった第89期で羽生善治棋聖(当時)を破り、自身初のタイトルを獲得した。今期は本戦からの出場で、1回戦で鈴木大介九段(46)に勝った。

 山崎八段は広島市出身。森信雄七段門下で10年、四段プロ入り。棋戦優勝は8回。通算成績は642勝360敗(同6割4分1厘)。

 棋聖戦本戦は2期連続4回目で、前期は初めてベスト4に入り、シード権を獲得した。1回戦では佐藤康光九段(51)を破った。

 両者の過去の対戦成績は豊島二冠9勝、山崎八段6勝。棋聖戦で当たるのは2度目。前回の第86期は豊島二冠が勝ち、そのまま本戦を勝ち抜いて挑戦権を獲得した。

 両者は本局が今年度の初対局。振り駒の結果、山崎八段の先手で午前10時、対局が始まった。

 居飛車の戦いとなり、戦型は山崎八段が雁木(がんぎ)、豊島二冠が矢倉に構えた。お互いに駒組みを進め、本格的な戦いとなった。中盤以降、豊島二冠がリードを広げたが、山崎八段が驚異の粘りを見せ、一進一退の展開に。最後は山崎八段が抜け出し、午後7時50分、豊島二冠が投了した。

 持ち時間は各4時間。残り時間は山崎八段12分、豊島二冠1分。

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