藤井棋聖、初の最優秀棋士賞 ヒューリック杯棋聖戦で升田幸三賞特別賞と名局賞

 昨年度に活躍した棋士を表彰する「第48回将棋大賞」の選考委員会が1日、東京都内で開かれ、史上最年少でタイトル挑戦・獲得を果たした藤井聡太棋聖(18)=王位=が初の最優秀棋士賞に選ばれた。優秀棋士賞は渡辺明三冠(36)=名人・棋王・王将=が受賞した。

 最も優れた対局に贈られる名局賞では、藤井棋聖がタイトル初挑戦を果たした昨年の第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局を選出。斬新な戦法を考案した棋士らに贈られる升田幸三賞の特別賞には、同五番勝負第2局で藤井棋聖が指した、妙手の△3一銀が選ばれた。

 藤井棋聖は第91期ヒューリック杯棋聖戦をめぐり、17歳10カ月と20日でタイトルに挑戦、17歳11カ月で初タイトルの棋聖を獲得。続く王位戦でもタイトルを奪取、最年少での2冠と八段昇段を達成した。テレビ棋戦の銀河戦でも初優勝、今年2月の朝日杯将棋オープン戦では3度目の優勝を果たした。

 記録4部門(対局数、勝利数、勝率、連勝)では、永瀬拓矢王座(28)と並んで勝利数(44勝)で、勝率(8割4分6厘)でそれぞれ1位。勝率は史上初の4年連続8割超を記録した。連勝も最多の17と伸ばしたが、継続中のため、今年度の記録となる。

 このほか、敢闘賞は豊島将之二冠(30)=竜王・叡王、新人賞は池永天志四段(27)、最優秀女流棋士賞は里見香奈女流四冠(29)=清麗・女流名人・女流王位・倉敷藤花、優秀女流棋士賞は山根ことみ女流二段(23)、升田幸三賞には大橋貴洸六段(28)の耀龍(ようりゅう)四間飛車にそれぞれ決まった。

 選考委は棋戦主催各社の記者らで構成される。

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