「身体拘束、安易に容認」 神奈川 障害者支援で検証

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年7月に起きた殺傷事件を受け、神奈川県が設置した「支援推進検討部会」は30日、同園を含む県立障害者施設6カ所への支援の在り方を検証した報告書をまとめた。「安易に身体拘束が承認される事例が見られた」とし、「利用者目線の支援に取り組む必要がある」と指摘した。

 県庁で会長の小川喜道神奈川工科大名誉教授から、報告書を受け取った黒岩祐治知事は「いまなお、虐待と言わざるを得ないような状況が続く現実を明らかにしていただいた。県の責任も重大だ」と述べた。

 報告書では、津久井やまゆり園で「安心安全の確保や利用者の特性を理由に、代替性について十分に検討を行わないまま身体拘束を行っていた」と批判。記録も不十分で、経過を確認できない事例があったとした。一方、身体拘束は令和元年12月時点の20人から、2年12月時点は3人に減っていると評価した。

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