第92期ヒューリック杯棋聖戦 佐藤天彦九段、本戦ベスト8入り決める

 将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の1回戦、久保利明九段(45)-佐藤天彦九段(33)戦が27日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、佐藤九段が115手で勝ち、ベスト8進出を決めた。

 佐藤九段は次戦で、中村太地七段(32)とベスト4を懸けて戦う。

 久保九段は兵庫県加古川市出身。淡路仁茂九段門下。平成5年、四段プロデビュー。タイトル獲得は棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。今年度の成績は27勝19敗(勝率5割8分7厘)、通算成績は789勝504敗(同6割1分)。

 本棋戦では第78期と第79期で挑戦者決定戦まで勝ち上がった。今期は2次予選から出場し、船江恒平六段(33)と阿部隆九段(53)を破って本戦進出を決めた。

 佐藤九段は福岡市出身。中田功八段門下で18年、四段プロデビュー。タイトル戦獲得は名人3期。棋戦優勝は4回。今年度の成績は20勝21敗(同4割8分8厘)、通算成績は383勝206敗(同6割5分)。本棋戦では第82期と第86期で挑戦者決定戦まで勝ち上がった。今期は本戦からの出場で本局が初戦。

 2人のこれまでの対戦成績は久保九段4勝、佐藤九段6勝。棋聖戦では第83期と第84期の本戦で対戦し、第83期は佐藤九段、第84期は久保九段がそれぞれ勝った。

 振り駒の結果、佐藤九段の先手で午前10時、対局が始まった。

 対局は、佐藤九段の居飛車、振り飛車党の久保九段がゴキゲン中飛車で進んだ。中盤に入り、5筋の位を取っている佐藤九段が駒の働きや持ち歩などからリード。佐藤九段はさらに金得や飛車の働きで優位を広げた。その後も佐藤九段が的確は攻めで後手玉を追い込み、午後5時5分、久保九段が投了した。

 持ち時間は各4時間。残り時間は佐藤九段1時間55分、久保九段1時間16分。

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