【ワクチンここが知りたい】海外に住民票が…接種できる?

 新型コロナウイルスの影響で、海外から一時的に日本に帰国している人は少なくない。一時帰国中という読者から、こんな質問が届いた。《住民票は日本ではなく現地にあります。日本でのワクチン接種はできるのでしょうか》

 日本での接種には、住民票のある自治体から送付される「接種券」が必要だ。その自治体での接種が原則とされるが、例外もある。単身赴任や下宿など「やむを得ない事情」がある場合は、別の場所での接種も認められている。

 ただ厚生労働省によると、一時帰国者のように国内に住民票がない場合、そもそも接種券は送付されない。そのため、国内での住民登録がない人に向けた接種については「方針が決まっていない」(同省)という。

 同省担当者は「一時帰国者の中にも滞在期間の長さがばらばらで、2回接種ができない人もいる。一般の方への接種が始まるまでに、対応を検討したい」と話す。

 また外務省では、海外に住む邦人に対するワクチン接種を支援するため、各国の接種状況などの実態調査を進めている。接種が進む欧米と異なり、ワクチンの供給にめどが立たない途上国にも邦人は住んでいる。国は調査結果を踏まえ、対応を早急に検討する方針だ。

 日本に居住し、国内に住民票のある外国籍の人については、日本人と同じスケジュールで接種券が送付される。ただ短期滞在の外国人は接種の対象外だ。

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