24歳・井田、18歳・高田がプロ将棋棋士に 井田は藤井棋聖誕生局の記録係

 将棋棋士を養成する奨励会の第68回三段リーグ戦最終日は6日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、井田明宏三段(24)と高田明浩三段(18)が、ともに通算13勝5敗でプロとなる四段昇段を決めた。次点(3位)は、13勝5敗ながら順位の差で三田敏弘三段(25)となった。四段昇段は4月1日付。

「終盤で逆転多かった」「藤井棋聖に次いで活躍を」

 井田新四段は小林健二・九段門下で京都市出身。高田新四段は森信雄七段門下で岐阜県各務原市出身。

 会見で、井田新四段は「まだ(四段昇段の)実感が湧かないが、結果につながって良かった。三段リーグ戦は終盤で逆転が多かった。(棋士になっても)終盤まで何が起こるか分からない将棋を指したい」と抱負を語った。

 井田新四段はタイトル戦の記録係を務めることが多い。藤井聡太棋聖(18)=王位=がタイトル獲得の最年少記録を更新した昨年の第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局も記録係を担当。会見で一番印象に残っているタイトル戦について、その対局を挙げ、「藤井棋聖が初タイトルを獲得した将棋で、見応えがあった。自分が将棋を指しているかのように見ていた」と振り返った。

 高田新四段は「岐阜在住の棋士がいない。地元での将棋普及とともに、棋士として活躍できるよう頑張りたい」と話した。

 高田新四段は藤井棋聖と同年齢で、小学生の頃、同じ研究会に参加していたという。藤井棋聖について、「そのときは強い子だと思っていた。でも、今はタイトルを獲得し、雲の上の人。藤井棋聖に次いで活躍できるようになりたい」と意気込みを見せた。

西山は女性初のプロ入り逃す

 一方、女性初の棋士を目指す西山朋佳(ともか)三段(25)は9勝9敗に終わり、プロ入りを逃した。西山三段は前々回、14勝4敗の3位に入る好成績を収めた。4月に始まる次回のリーグ戦で、難関に挑む。将棋のプロは男女の区別のない「棋士」と女性だけの「女流棋士」がおりて、制度が異なる。

 三段リーグは年2回開かれ、各自18局を行い、原則として上位2人が棋士という狭き門。ただし、3位には次点がつき、2回取れば棋士となる。

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