一力遼二冠、初タイトル獲得の要因明かす/囲碁

 現役新聞記者という異色の経歴でも注目を集める囲碁の一力遼二冠(23)=碁聖、天元=が1日、東京都千代田区の日本記者クラブからのオンライン会見に臨んだ。昨年は初タイトルの碁聖に続き天元も手中にする破竹の進撃を見せた。躍進の理由について、新型コロナの影響で4、5月が対局自粛期間だったことを挙げ、「自分の囲碁に向き合う時間が取れたことが、その後につながった」と明かした。

 昨年3月までは早大の学生で4月からは河北新報社の記者の「二足のわらじ」を履く。「両立で大変だったのは、試験と対局が重なったときに日程調整が難しかったこと」と時間のやりくりに苦労しているとした。

 一方、中国や韓国の後塵(こうじん)を拝している日本の棋士に必要なことは「時間に対する考え方」と指摘。日本の対局は持ち時間が長いため長考が多く、「自分自身、世界戦で持ち時間なくなりミスすることが多い」と述べた。

 今後について、記者との両立を図りながらも「国内や世界で活躍することで囲碁を多くの人に知ってもらいたい。将棋の藤井さんはいい例」と藤井聡太二冠を“目標”に据えた。

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