緊急事態宣言延長初日 千葉駅周辺で人出増 “緩み”も

 1都3県に1月7日に再発令された緊急事態宣言が8日、延長初日を迎えた。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向に転じるなど、宣言の効果が見える一方、千葉市のJR千葉駅周辺では平日の人出が増えており、8日午後3時時点も感染拡大前(昨年1月18日~2月14日の平均)と比べて4・5%増。県が不要不急の外出自粛を要請する中、感染状況の好転が“緩み”につながっている可能性がある。

 NTTドコモが集計している人出データによると、先週の平日(1~5日)の午後3時時点も、千葉駅周辺の人出は、いずれも感染拡大前から増加。増加率の平均は約3・9%で、特に5日の金曜は9・8%と大幅に増えていた。千葉市の感染者数の8日までの累計は3799人と、県内市町村で最も多い。一方、船橋駅周辺の人出は感染拡大前と比べて減っており、8日は9・9%減。1~5日の平均減少率は11・5%だった。

 8日午後、妻と2歳の息子と千葉駅周辺に買い物に来ていた千葉市緑区の公務員の男性(43)は、「前回の緊急事態宣言と比べると、人出が多く感じる」と不安げに話した。子供は電車が好きだが、感染防止のために車で来たという。「外食もせず、外出も極力避けている。共働きなので、毎日食事の用意をするのは大変だ」と話していた。

 同市中央区の80代の主婦は、「これだけ感染者が多いのでは延長は仕方ない」と話す。「以前は駅の周りに若い人が集まっていたが、最近は見かけなくなった。個人が宣言を守っているのはいいこと」と緊急事態宣言の効果に期待を寄せた。

 一方、千葉中央駅で客待ちをしていたタクシー運転手の男性は、「売り上げがとんでもなく下がっていてどうにもならない」とため息をつく。緊急事態宣言に伴う飲食店への営業時間短縮要請で、「午後8時を過ぎると人通り自体がまばら。終電の時間までは営業するが、お客さんはほとんどいない」とこぼした。飲食店が営業していない夜の時間帯は人出が抑えられている半面、日中は一部で増えているようだ。

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