大阪・ミナミにアライグマ 緊急事態宣言下の夜に

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で人通りが途絶え、静まり返る深夜の大阪・ミナミの「法善寺横丁」に“珍客”が現れた。2月初旬の午前0時すぎ、飲食店が軒を連ねる細い路地に姿を見せたのはアライグマ。全身がこけむした「水掛不動尊」を前足でひとなですると、石畳の上をもそもそと歩いていった。

 北米原産のアライグマは、動物園から脱走したり、ペットとして飼われていたものが捨てられたりして野生化しているが、繁華街に出没するのは珍しい。

 「人がおらんようになったからかな」。近くのバーのマスター、山本剛士さん(44)はため息をつく。コロナ禍の前は、千鳥足の酔客が未明まで行き交っていた。今は「休業」「営業時間短縮」などの張り紙が目立つ。深夜まで営業していた山本さんの店も、大阪府の要請を受けて昨年11月に閉店時間を早めた。「ここは大阪を代表する街。早く元に戻ってほしい」

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