3患者から新たな変異株を確認 海外渡航歴なく、市中感染も…緊急事態宣言は延長へ

 東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数は29日に868人と順調に減少している。ただ、これまでとは別の変異ウイルスの感染が確認され、医療現場の逼迫(ひっぱく)は続くなど引き続き予断を許さない。政府は2月7日までの緊急事態宣言を1カ月程度延長する方針だ。

 東京医科歯科大は29日、新型コロナ患者3人の検体から、英国型などの変異とは異なる海外由来の変異ウイルスが検出されたと発表した。3人は昨年11月下旬から12月下旬に入院。いずれも海外渡航歴がなく、市中感染も考えられるという。感染性を高めたり、ワクチンへの効果が懸念されている変異は確認されていないとしている。

 同日には英国滞在歴のない東京都の女性から英国型の変異ウイルスが検出されたほか、羽田空港に到着した20代女性と、成田空港に到着した50代男性からも英国由来の変異ウイルスを検出。男性はアラブ首長国連邦に滞在、女性は英国に滞在していた。

 東京の新規感染者では直近7日間の1日当たり平均で943・6人と3桁に落ち着いてきた。1人の感染者が平均何人にうつすかを示す実効再生産数も、東京と全国が0・7台、大阪府が0・8台と収束傾向を示す。

 こうした中、政府は11都府県で発令されている緊急事態宣言について、2月7日までの期限を1カ月程度延長する方向で調整に入った。栃木県など新規感染者数が減少している地域は解除も含めて検討する。

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