東京都の感染者数は減少傾向も…不安は蠢く変異ウイルス 英国型など国内で56人確認 北村氏「3密回避しかない」

 東京都の28日の新型コロナウイルス新規感染者は1064人で、直近7日間の平均は987・4人と3桁台になった。大阪府の感染者も減少傾向だが、1日当たりの死者数は東京が28日に20人、大阪も27日に23人と過去最多を記録、感染をさらに減らす必要がある。

 東京の感染者数は1週前の21日が1471人、2週前の14日が1502人で、減少傾向は鮮明だ。大阪も28日の感染者が397人で、21日の501人、14日の592人と比べると減っている。

 日本医科大の北村義浩特任教授(感染症学)は、「東京の直近の状況を1週間ごとにみても、1回目の緊急事態宣言の減少の幅よりも大きい。関西圏も首都圏に比べれば程度は緩いが減少している。逆戻りになっていないところをみると、緊急事態宣言の効果がそれなりに続いている可能性もある」と分析する。

 だが、重症者数は新規感染者の増加から2週間程度遅れてピークを迎えるとされる。東京の場合、1月中旬時点の新規感染者は2000人を超えており、当面は重症者や死者数が高止まりする懸念はある。

 警戒が必要なのが変異ウイルスだ。28日には英国に滞在歴のない埼玉県の20~30代の男女3人が、英国型の変異種に感染していたと発表された。3人は25日に変異ウイルスの感染が確認された東京都の40代男性と職場の同僚。国内で変異種の感染が確認されたのは計56人となった。

 北村氏は「緊急事態宣言の効果が判明するのはこれからだ。飲食店の営業時間短縮などの対策を行う一方、テレワークは進んでおらず、人出が減る理由はない。引き続き3密を回避することしかできない」と指摘した。

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