豊島竜王「後に思い返せるシリーズ」 藤井棋聖「少しでも上に」 竜王就位式

マンスリー将棋

 第33期竜王戦七番勝負で、タイトル獲得通算100期に挑んだ挑戦者の羽生善治九段(50)を4勝1敗で下し、自身初のタイトル初防衛を果たした豊島将之竜王(30)の就位式が1月25日、東京都内のホテルで行われた。

 竜王推挙状や竜王杯などを贈られた豊島竜王は「羽生さんが挑戦者になったことで注目度の高さを感じた。卓越した大局観と、常識にとらわれず可能性を見いだそうとする指し手は勉強になった。年齢を重ねた後に思い返せるシリーズになった」と振り返った。

 就位式では、挑戦権を争うランキング戦の各組優勝者の表彰も行われた。各組の優勝者は、1組=羽生九段▽2組=佐々木勇気七段▽3組=藤井聡太棋聖=王位▽4組=石井健太郎六段▽5組=梶浦宏孝六段▽6組=高野智史五段。優勝者にはそれぞれ優勝メダルが贈呈された。

 史上初の4期連続優勝で3組を制した藤井棋聖は「今年も表彰式に参加でき、うれしい。竜王戦は決勝トーナメントで上へ行けていないので、少しでも上に行けるよう頑張りたい」などと語った。また、羽生九段は自らの体調不良で七番勝負第4局が延期となったことについて、「私自身の不注意で延期になってしまい、誠に申し訳ありませんでした」と陳謝した。

 就位式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ファンを招いての大規模な祝賀懇親パーティーはなく、関係者らのみで行われた。(田中夕介)

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