病床逼迫深刻化 20都府県で「ステージ4」 新規感染者は減少

 東京医科大・濱田篤郎(はまだ・あつお)教授の話

 緊急事態宣言が発令されている都府県を中心に新たな感染者の発生は減少傾向にあり、外出自粛などの効果は出ているかと思う。ただ、病床の逼迫は逆に深刻になった。東京、大阪など、病床使用率が7割を超えた都府県もある。新規感染者の増加から、1~2週間遅れて重症患者の波がやってくる。引き続き、病床を確保する努力が必要だろう。

 緊急事態宣言の発令エリアに隣接する地域への、いわゆる「染み出し」も懸念材料だ。福島や茨城、奈良、滋賀といったあたりが挙げられる。特に奈良は新規感染者も増えており、今後、注意してみていく必要がある。

 最も心配なのは沖縄だ。6指標のうち、4指標がステージ4に該当する。PCR検査の陽性率はステージ4相当ではないが、検査が追いついていない可能性もあると思う。政府は、沖縄に緊急事態宣言を出すことも、早急に検討するべきではないか。

 新規感染者が減少に転じたとはいえ、ここからが正念場となる。緊急事態宣言が出ていても、新規感染者が増えている地域もあるし、病床の逼迫は間違いなくしばらく続く。気を緩めないでほしい。(談)

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