緊急事態宣言下、午後8時以降の学習どこで 対応分かれる塾・予備校

 本格的な入試シーズンが到来し、受験を控えた中高生らが追い込み学習に励む中、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令された地域の学習塾や予備校が対応に頭を悩ませている。宣言により、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛が求められたためだ。目前に迫った入試のサポートを優先して通常通りとするか、それとも-。受験生や保護者の気持ちも揺れている。(木ノ下めぐみ、藤井沙織、地主明世)

 ■周りの目も気になる

 「塾の授業は絶対に受けさせたい。でも感染リスクを考えると行かせてもいいものか…」。中学3年の次男(15)の私立高入試が2月10日に迫っているという大阪府東大阪市の米田多佳子さんは、不安な表情を浮かべた。

 次男が通う塾は昨春の緊急事態宣言時には休止した。そのときの次男は「家には誘惑が多く、全然勉強に身が入らなかった」という。このため塾がやっているのはありがたいが、塾には複数の中学校から生徒が集まることもあり、感染への心配は尽きない。

 近畿では1月末から2月が私立高入試のシーズン。その後、2月中旬から3月にかけて、各府県の公立高入試が始まる。中学生らは今まさに受験直前期だ。

 受験への影響を考慮し、今回の宣言では学習塾の営業自粛は求められていない。ただ、午後8時以降の不要不急の外出を控えるよう広く呼びかけられていることから、SNSなどでは「塾帰りが夜遅くなるのは構わないか」「通塾は不要不急の外出と思えないが周りの目が心配」などと気をもむ書き込みが相次ぐ。

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