大阪府が看護師派遣制度 休止病床の活用目指す

 大阪府は21日、看護師不足で稼働できていない病床を軽症・中等症の新型コロナウイルス患者用の病床として活用するため、看護師の派遣を支援する制度を始めると発表した。コロナ患者を受け入れていない医療機関などから看護師を募り、受け入れ病院に派遣することで病床拡充につなげるのが狙い。

 府によると、軽症・中等症患者を受け入れている病院の中には、看護師が足りないため休止病床となっているケースがある。今回の制度では、患者を受け入れていない医療機関に対し、府が看護師の派遣協力を要請。人材と派遣先の病院とのマッチングを図る。

 派遣元の医療機関には、府が人件費や協力金として1人あたり月約110万円を支給。医療機関からの派遣とは別に、府看護協会が運営する「人材バンク」でも、看護師資格を持つ個人を募集して派遣する。

 府が21日時点で確保した軽症・中等症病床1447床のうち、使用されているのは1022床で使用率は70・6%。吉村洋文知事は府庁で記者団に「コロナ患者を受け入れられない中小規模の病院や診療所、クリニックにも協力してほしい。何とか病床を確保し、府民の命を守りたい」と述べた。

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