パンダ縁の交流発展を 和歌山・白浜町が中国・成都市成華区と覚書

 ジャイアントパンダを通した交流関係を発展させようと、和歌山県の白浜町は中国四川省成都市成華区と覚書を交わした。町内のレジャー施設「アドベンチャーワールド(AW)」がパンダの繁殖で、区内の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地と平成6年から共同研究を行っており、行政レベルでも観光、文化、教育などで関係を深めようと調印。友好都市提携を目指している。

 中国と友好都市提携するには、まず覚書を交わす必要があり、一定期間の交流実績を積んだうえで提携する。

 AWは研究基地と「ジャイアントパンダ長期国際共同繁殖研究」に取り組んでおり、パンダの出産の際には基地のスタッフが応援に駆け付けてきた。昨年11月にAWで17頭目となるパンダの赤ちゃんが生まれた際は、新型コロナウイルスの影響で来日できなかったが、12月には2人が駆け付けた。

 調印式は昨年12月22日、白浜町役場と区政府をオンラインでつないで行われ、県や四川省などの関係者が出席する中、井澗(いたに)誠町長と蒲発友区長が覚書に調印した。

 井澗町長は「まずはじっくりと民間レベルの交流ができるようにしたい。コロナ禍でも、オンラインで学校の交流などはできる。実績を積み友好都市提携にもっていきたい」と話した。

 県は昨年3月、両施設のつながりが深いことから、四川省と友好都市提携を目指して覚書を締結。成華区から県に、白浜町との友好関係を深めたいとの要請があったという。

 県、町は、それぞれ四川省、成華区と令和3年度内の友好都市提携締結を目指している。

 成華区は、四川省の省都・成都市の中央部にあり、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地が立地。面積は白浜町の約半分の約110平方キロで、人口は50倍近い約94万人。電子情報や機械が主な産業。

 白浜町は、韓国首都圏の果川(クァチョン)市、韓国西部の泰安(テアン)郡と友好都市提携している。

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