1964年東京オリンピックの参加国数「93か国」で一度合格も…自由社は「一線を越えた」で狙い撃ちか

【文科省ダブスタ検定疑惑 教科書は大丈夫か】

 現在、中学校の教室で授業に使われている『新しい歴史教科書』(自由社)は、2014年度に文部科学省の教科書検定に合格した。その中に1964年に開催された東京オリンピックのコラムがあり、「93か国」が参加したと書かれている。念を押すが、「93か国」は文科省の教科書検定で合格した記述なのである。

 ところが、19年度の教科書検定で、全く同じ「93か国」と書いたら、これに検定意見(クレーム)がついた。理由は「生徒が誤解するおそれのある表現である。(93カ国)」。つまり、「93」は間違いだというのだ。

 自由社は反論書を提出して、前回検定で同じ記述が通っており、「行政の一貫性の観点から指摘は不適当である」と反論した。すると文科省からは「改めて精査した結果、申請図書の記述では生徒が誤解する。反論は認められない」という回答が返ってきた。

 では、他社はどうか調べた結果は以下の通りだ。

 ▽自由社  「93か国」(不合格)

 ▽東京書籍 「93の国と地域」(合格)

 ▽学び舎  「国と地域…93」(合格)

 ▽日本文教出版 「94か国」(合格)

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