不妊症、約半分の割合で「男性に原因」 男性は“元気な精子”造る生活習慣を

【ここまできた男性不妊治療】

 厚労省は2022年度に不妊治療の保険適用を拡大する方針だ。これには「男性不妊」も対象となる。しかし、自分が不妊症の原因になることを十分理解している男性は少ない。東邦大学医療センター大森病院・リプロダクションセンター(泌尿器科)の永尾光一教授に、5回にわたり男性不妊について解説してもらう。

 妊娠を望む男女が避妊せずに性交しているにもかかわらず、一定期間を過ぎても妊娠しない状態を「不妊症」という。この一定期間とは、どれくらいの期間と考えればいいのか。

 「WHO(世界保健機関)は『1年以上の不妊期間を持つもの』と定義していますが、不妊症と診断できる期間は、年齢によって大きく異なります。年齢が高い夫婦では不妊期間が短くても、その後自然妊娠する可能性は年々低下します。女性の年齢が35歳に近づいたり、子宮内膜症などの婦人科疾患があったら、その時点で治療を開始する必要があります」

 ただし、不妊症の原因は女性だけにあるとは限らない。近年は男性不妊が注目されており、明らかに男性に原因があるのが約4分の1、双方に原因があるのが約4分の1、合わせておよそ半分は男性側にも原因があるとされている。

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