鼻出しマスク受験生失格に「措置は適切」 萩生田文科相

 16日に実施された大学入学共通テストで、49歳の受験生の男が再三注意されても鼻をマスクで覆わず失格となったことをめぐり、萩生田光一文部科学相は19日の閣議後会見で「(失格とした)今回の措置は適切だったと認識している」と語った。男は失格後に会場のトイレに約3時間閉じ籠もったとして、建造物不退去容疑で警視庁に現行犯逮捕されている。

 萩生田氏はマスクの正しい着用方法について「鼻と口の両方を確実に覆うことは政府としても啓発している」と指摘。事前に全受験生に配布される「受験上の注意」で、マスクを正しく着用することに加え、身体的な事情による着用困難なケースでは、医師の診断書を提出した上で別室での受験となることを周知していると説明した。

 共通テストは前身の大学入試センター試験と同様、原則として大学入学資格を持つ者なら受験できる。今回、失格になった受験生の男が指示に従わなかった理由は明らかになっていないが、文科省の担当者は「正直、どのような人が受けるのかは事前に分からない。過去には70代で試験を受けた人もおり、例えば年齢が高いからなどの理由だけで受験不可とすることはできない」と話した。

 今回のケースでは、最初に実施された地歴公民から午後の英語・リーディングまで計6回にわたり、受験生の男は試験監督から鼻をマスクで覆うよう求められたが、応じずに失格となった。

 文科省によると、この受験生は試験監督から注意されるたびに反論するなどし、さらに退席要請にも従わなかったため、同室の他の受験生31人を別の部屋に移して試験が続行された。その影響で、この31人については、リーディングの後に行われたリスニングの試験が5分遅れで始まった。

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