ロシア極寒の海で沐浴 正教の伝統、無病息災願う

 ロシア正教会でキリストが洗礼を受けた日とされる「主の洗礼祭」の19日、ロシア各地で信者らが極寒の海や川で沐浴する伝統行事が行われた。「聖水」とされる水を浴びたり飲んだりすると無病息災につながると信じられている。

 極東ウラジオストクでは市街地近くの凍結したアムール湾に氷をくりぬいた会場が設けられた。18日深夜、聖職者が祈りをささげ、十字架を海水に浸して「聖水」にした後、水着姿の市民が身震いをしながら次々と水に入り、十字を切った。

 気温は氷点下20度近くまで下がり海風も吹く中、妻と来たザハルさん(34)は「伝統と家族の健康のために入った」と話し、ジムトレーナーのアレクサンドラさん(24)は「健康と前向きな気持ちのために」と何度も入った。初めてという女子高校生エカテリーナさん(16)は「水の中は意外と温かい。特別な気持ちになった」と笑顔だった。

 非常事態省は各地に救急隊員を多数配置し、市民を見守った。(共同)

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