王将戦開幕 第一局は渡辺王将が永瀬王座攻め倒す 流行の角交換腰掛銀に誘導、正面突破で大ダメージ

 つまり「私の方が研究は深く、あなたの知らない手で勝って見せますよ」と言うのと同じで、これで勝つと、大きなダメージを与えることができる。

 将棋は渡辺の攻め、永瀬の受けという、棋風通りの展開となったが、渡辺が永瀬の受けを正面から突破して攻め倒し、先勝した。

 七番勝負はこれからだが、渡辺にとっては良い勝ち方でのスタートとなった。

 またタイトル戦以外の棋戦では、王将戦に先立ち6日、B級2組の順位戦が行われた。

 注目は7連勝の藤井聡太二冠で、中村修九段との対戦だが、藤井は雁木の構えから相手に攻めさせ、的確な受けと反撃で快勝し、8連勝とした。

 1敗は佐々木勇気七段だけだから、残り2局のうち、1勝で昇級。昇級は3人とあって、まず藤井は当選確実と言って良いだろう。

 ■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ