ラクトフェリン効果「モンゴルの感染状況」が実証 「馬乳は牛乳の6~100倍含まれている」

【食と健康 ホントの話】

 ラクトフェリンは母乳に含まれ、乳児の感染症を幅広く予防し、成人にも効果を発揮する成分だ。このタンパク質を摂取することが新型コロナウイルス感染症の予防や治療に効果がありそうだというエビデンスが出始めている、と先週お伝えした。女子栄養大学副学長で同大学栄養科学研究所所長の香川靖雄教授がラクトフェリンを勧める論拠は次のとおり。

 (1)安全な人体成分である

 (2)21種のウイルスに予防効果が確認されている。また人体に対する応用の論文もいくつか成功例がある

 (3)ラクトフェリンを多く含む乳製品を大量に摂取するモンゴルの感染死者数がゼロ(1月13日時点。統計サイト、ワールドメーターでは2人となっているが、モンゴル国が正式に否定)

 (1)(2)(3)についてざっと説明したが、さらに(2)(3)について説明したい。先週は(2)について、治療効果があるという論文を紹介した。今回は治療と予防の両方の効果があったという、スペインの査読後(有識者によって確認済み)論文を紹介しよう。

 患者75人に、ラクトフェリン32ミリグラムと亜鉛10ミリグラムを毎日4~6回経口投与すると、100%の被験者で4~5日以内に咳、疲労感、筋肉痛を改善し、死者は1人も出なかった。同時にその患者と接触した家族256人に、患者の半量を投与して30日間追跡したところ、発症を完全に予防した(※)。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ