新型コロナ感染防止で10分間の成人行事 国防担う自衛隊員の決意

 陸上自衛隊松山駐屯地(松山市)で1月、駐屯地の自衛官を対象とした成人行事が行われた。同駐屯地は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一般市民を受け入れる創立記念行事や納涼祭の中止を余儀なくされたが、成人行事は関係者のみで行う小規模な催しでもあり、自衛官として成人する意味をかみしめるためにも挙行。参加した17人は、国民の生命、財産を守る自衛官として歩む決意を新たにした。

 「自衛官として成人を迎える意味をよく認識してもらいたい。国民を守る力と覚悟を持ち、感謝の心を大切にしてほしい」

 1月12日、松山市南梅本町の陸自松山駐屯地。新成人の隊員に対し、服部真之介・松山駐屯地司令(1等陸佐)が激励を込めた式辞を読み上げた。コロナ禍の中で新成人となる自衛官に「県民、国民の大きな期待が寄せられている」と言及。「感謝の心が大人として成長させる。引き続き精進してほしい」と締めた。

 コロナ禍で、日ごろから食事をする食堂は間仕切りを設置し、食べる直前までマスクを着用するなどしている同駐屯地。成人行事もこうしたことを踏まえ、来賓の出席はなく、壇上に並んだのは部隊長のみ。新成人を祝福する側の隊員たちも間隔をあけて座り、出席者は例年の半数にとどめた。所要時間も例年の20~30分から約10分間と大幅に短縮した。

 体育館内での式典を終えた後、新成人たちは外に出て、飛沫(ひまつ)防止のシートの前に立ち、1人ずつ「成人の主張」に声を張り上げた。

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