東京のクラスター641件 昨年12月まで 施設ごとに異なる課題 

 精神科病院では、隔離が必要な入院患者の行動制限やマスクの装着を徹底させることが難しいことが報告された。さらに手洗い用のせっけんや消毒剤さえも誤飲する危険性があり、予防対策を講じることが困難な状況が浮かび上がった。

 高齢者介護福祉施設では、感染が確認された患者が医療機関へ搬送できず、施設にとどまらざるを得ない事例が発生。今後の対策として、こうした事態が発生するケースに備え、職員を対象に普段から感染症に関する専門研修を実施する必要性があるとした。

 一方、企業では社員の勤務形態が複雑化するなか、派遣社員の健康状態に関する情報の把握が正社員と比べ難しい状況も判明。教訓として「平常から対策に取り組む必要がある」との指摘も明らかにされた。

 都内の感染状況は深刻化しており、賀来座長は「今回の調査結果をすみやかに周知し、感染対策やクラスター防止につなげたい」などと述べた。

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