指標1つでも超過なら「宣言要請を」 静岡の専門家会議

 静岡県内の新型コロナウイルス感染状況の「ステージ3(感染急増)」引き上げや11都府県への緊急事態宣言発令を受け、静岡県は14日、対策本部会議を開いた。医師らによる県の感染症対策専門家会議は、国が示す指標のうち一つでもステージ4(爆発的感染拡大)の目安を超えた場合は政府への緊急事態宣言要請を検討するよう、県に提言。川勝平太知事は「(目安を超えれば)すぐに検討に入る」と応じ、臨時記者会見で「東部や中部の一部は医療崩壊の状態にある」と言及、移動や会食など人との接触機会を削減するよう県民に強く求めた。

 専門家会議座長の倉井華子・県立静岡がんセンター感染症内科部長は本部会議で、医療逼迫(ひっぱく)の現状として「特に県東部では、自宅療養中に悪化した際にすぐに受診できない状況がすでに始まりつつある」と危機感を表明。県に対し「指標が1つでも満たされれば速やかに緊急事態宣言発出要請を検討してほしい」、県民には「人の移動と会食を避けるよう強くお願いする」と訴えた。

 これを受けて川勝知事は臨時会見で、医療崩壊が一部で起きているとして「爆発的な感染拡大地域と同一になるのか、感染者の減少局面に行くのか、大きな分岐点に立っている」と強調。県民に、マスクを着用しない会話は行わない▽家族であっても感染防止対策を徹底する▽緊急事態宣言地域への通勤・通学は7割減を目指す▽県内でも不要不急の外出を控える-ことなどを強く要請した。一方、飲食店が感染の場となっている割合は高くないとして時短営業要請は現時点では行わないと明言した。

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