コロナ計3千人突破、栃木の緊急事態追加に群馬・山本知事警戒感

 群馬県は13日、新たに58人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。管轄別では県が46人、前橋市が3人、高崎市が9人。県内の感染者数は累計で3千人を突破、計3006人となった。

 2千人を突破したのが、昨年12月23日。20日余りで1千人増えたほか、今月8日には1日当たりの感染者数が100人となるなど、増加のペースは加速している。ただ、隣県の栃木が5~11日に7日連続で100人を突破、13日も141人の感染が判明したのに比べればペースは遅い。

 こうした状況を踏まえ、栃木県は、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域に同県を追加するよう要請。13日、対象地域に追加された。この際、群馬、茨城両県に意向を伝えたが、共同要請する判断にはならなかったという。栃木県の福田富一知事は12日の会見で、「感染状況に差があるので足並みはそろわなかった」としている。

 これに対し、山本一太知事は13日、「県東部地域と生活圏が近い栃木県の状況を注視していく」と警戒感を示す一方、群馬は感染状況が異なり現時点で対象にならないとの認識を示し、「(今後も)可能な限り対象とならないよう感染拡大を抑えていく」と改めて強調。また、理由として地域経済に与える影響が大きいとも指摘した。

 ただ、死者数で比べると、人口が193万人とほぼ同じ栃木県の16人(累計感染者数は2840人)、285万人の茨城県の41人(同3354人)に対し、群馬が56人と多いのは気がかりだ。県保健予防課は、「全国での死亡率と比べても突出したものではない」とするが、高齢者向け介護施設などでのクラスター(感染者集団)が影響しているとみられる。

 13日の県内のクラスター関係では死者は出ていないものの、太田市の介護事業所の感染者が2人増の計18人に、同市の在日アッセンブレイア・デ・デウス・ベレン・キリスト教会は13人増え計60人となった。前橋市の高齢者施設でも入居者の90代女性の感染が判明し、計8人となった。

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