「コロナに慣れ」「テレワーク困難」朝の大阪駅 通勤客はどう考える

 3連休が明けた12日朝、新型コロナウイルスの感染拡大が続く大阪のオフィス街では、多くの通勤客の姿がみられた。政府は大阪を含む関西の3府県に感染拡大に伴う緊急事態宣言を再発令する方針を示しているが、「コロナへの『慣れ』がある」「仕事の事情でテレワークは困難」など昨春の「第1波」とは異なる状況が広がる中、人々は不安とともに一日をスタートさせた。

 午前8時半ごろ、通勤ラッシュ中のJR大阪駅(大阪市北区)近く。冷たい雨が降る中、会社員らは足早に職場に向かっていた。

 「首都圏への緊急事態宣言の発令もあってか、電車内はいつもより人が少ない印象だった」。大阪府吹田市の女性会社員(60)は明かす。

 勤務先で店舗設計を担当するという女性。感染拡大を受け、社内ではテレワークも浸透しているとする一方、「マスクを着用したり、間隔を空けたりする対策も取っている。新型コロナに対する『慣れ』もあり、出勤しても問題ないと思っている」。以前ほどコロナへの警戒感がないのも事実だという。

 「お客さまと対話をしながら仕事を行わなければならないので、テレワークは難しい」と話したのは、エンジニアとして働く奈良県葛城市の男性会社員(47)。大阪市内にある顧客のオフィスで作業をする必要があり、この日も通勤電車に乗ったという。

 テレワークなどで、接触機会を減らす重要性は理解している。しかし「(テレワークに)切り替えるかどうかも顧客の意向による。大阪に緊急事態宣言が出たとしても、出勤せざるを得ないのが現状だ」とため息をついた。

 営業職の大阪市浪速区の女性会社員(28)は「会社では週の半分程度がテレワークになりつつあるが、社内にいた方が仕事がスムーズに進む。関西圏にも緊急事態宣言が発令されたら改めて考えたい」と話し、オフィスへと向かった。

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