観光地・熱海が苦境 緊急事態宣言で「人が消えた」

 「緊急事態宣言の再発令が決まった7日になって、潮が引くように駅前から人が消えた。それまでは本当ににぎやかだったんだよ」

 静岡県熱海市観光協会の中島幹雄会長は表情を曇らせた。7日夕には熱海銀座商店街、JR熱海駅前から温泉街に向かう平和通り商店街、仲見世商店街はシャッターを下ろしている店舗が目につき、臨時休業の張り紙も散見された。

 新春の熱海観光の目玉である「熱海梅園梅まつり」はかろうじて開かれるものの、見物客が集まる9日のオープニングイベントは見送られ、「糸川桜まつり」も出店や催しが中止に。熱海の観光客は首都圏からが7~8割を占めるだけに、首都圏4都県への緊急事態宣言再発令は痛手だ。

 中島会長は「宿泊客はもちろん日帰り客の動きも止まり、飲食店や土産物店、宿泊施設の出入り業者など幅広い業種に影響が出る」と嘆き、「首都圏では要請に応じた事業者に協力金が出るのだから、私たちにも同じような支援をお願いしたい」と要望した。

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