福岡県が4都県へ移動自粛要請 緊急事態宣言は求めず

 福岡県は8日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、政府が再発令した緊急事態宣言の対象となった東京都と埼玉、千葉、神奈川3県への移動自粛を県民に求めることを決めた。県内でも感染が急拡大しているが、政府に緊急事態宣言の対象地域に含めるよう要請することは現時点では見送った。(小沢慶太)

 小川洋知事は会議後に記者会見し、「感染拡大で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する恐れがある場合は、追加的な措置や緊急事態宣言の対象に含めるよう要請することも視野に入る。今が正念場だ」と訴えた。

 年末年始に自宅感染の例が増えていることから、飲食店だけでなく個人宅での会食においても少人数、短時間で行うなど感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

 県内でも年明けから感染者が急増。1日当たりの新規陽性者は6日には、それまでの過去最多を100人以上も上回る316人が確認され、7日も388人と最多を更新した。

 7日に230人の新規感染者が確認された福岡市の高島宗一郎市長は、感染が急拡大している要因の一つとして「年が明けて医療機関が動きだし、検査を控えていた人が一気に検査しているため」と指摘した。市として濃厚接触者らの積極的な検査に取り組んでいるため「感染者数が多い傾向はしばらく続くだろう」と分析。その上で「幅広い検査で早めに陽性者を隔離し、重症者を出さないことが大事だ」と強調する。

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