改訂で激戦の順位戦 好成績は上がりやすく、振るわない人は落ちやすい…すぐに後輩に抜かれる厳しい世界

【勝負師たちの系譜】

 名人戦に繋がる順位戦は、今年から昇降級のルールが一部改訂されて進んでいる。

 A級は変わらないが、B級1組からの降級が今までの2人から3人となり、その分、B2からの昇級も3人となった。

 そして降級点(2回取ると降級)の数も、B2とC1がクラスの人員の5人に1人が、4、5人に1人となった。例えばB2は今期25人で、今までなら降級点は5人だったのが、新ルールにより6人となっている。

 つまり成績の良い人には上がりやすく、振るわない人には落ちやすい制度となったのである。特にB1は即落ちのクラスだから、決まるまではかなり揉めたようである。

 今期も現在、ほとんどのクラスが折り返し地点を回った。B1でトップを走るのは、永瀬拓矢王座(28)と山崎隆之八段(39)で、それぞれ6勝1敗と5勝1敗。

 永瀬はB1唯一のタイトル保持者で本命だ。山崎は才能を高く評価され、もっと早くA級に到達するかと思われていたが、チャンスを生かせず、B1在籍は13年目。今年は最後のチャンスのつもりで臨むであろう。

 B1は各12局で、今までは5勝なら落ちることはまずなかったが、これからは6勝しないと危ないだろう。現在13人のうち、2勝と3勝が10人だから、降級の争いも熾烈を極めるはずである。

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